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人を抱き上げるロボット,リーマン記者発表
私が理研に入所した直後くらいから始まったプロジェクト「人を抱き上げるロボット」がようやく形になり,動き始めたので記者発表を行いました. 実際には,人間ではなく介護用の人形ですが,触覚を用いて安全に抱き上げることができます. ロボットの特徴をめぐって意見が割れたり,ロボットの開発が大幅に遅れたり,「リーマン」のはずが研究員の知らない間に「リー・マン」になっていたり,朝日新聞の一面記事に載ったことから,様々なブログで取り上げられたり…. 色んなことがありながらも,なんとかここまでたどり着くことができました. ロボットの詳細に関しては,今まで書き貯めていたロボット作製日誌を追加公開し, リーマンのページも作成しましたので,そちらを御覧下さい. 記者発表をしたあたりから急激にアクセス数が多くなって驚いています. 当日は,放送関係の持ち込み機材の影響からか?リーマンが緊張したのか?今までに見たことのない現象が起き,とても慌てかつ落胆しましたが,人形を落すことなく抱き上げること自身には成功しました. この発表効果によってエンターテイメントだけではなく,「力仕事のできる人の役に立つロボット」,そういう方向性に風穴を開けられればと思います. メディアに出るということは,これから色々と批評・批判を受ける立場になります. 「名前が変」とか「なぜ顔が四角」とか「なぜ緑」とか,些細なことはどうでもいいですが,心して頑張らなくてはなりません.(2006/3/13) |
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