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『リーマン』その後の記録 (終了)
ロボット作製日誌を終了して産総研に移った後も,理研の兼任としてリーマンに関わってきました.これはその時の記録です.リーマンの研究・開発に関わってきた研究者として今後も人の役に立つロボットを目指した研究が発展していくことに期待していますし,自分もそのような研究に関わっていければと思っています.
item 2007年3月31日 RI−MANという名の亡霊

RI−MANに関しては理研を出る間際に記者発表を行い,たくさんの取材を受け,何本かの論文を書くことができ,幾つかの賞を取ることができ,ある程度の注目を集めることができた.センターでの次のプロジェクトにつなげることができるかは分からないが,そこは政治の領域.一研究員のコントロールできる範囲ではない.研究自体は思い描いていた方向に進めることができ,大成功であった(と個人的には思っている).

ただ,この成功が大き過ぎた.あまりにもうまく行き過ぎた.未だ,どこかにRI−MANから卒業できない自分がいる.私自身は産総研に移り,RI−MANとは違う研究で成果を出さないといけない.いつまでもRI−MANに後ろ髪を引かれている訳にはいかない.この4月にイタリアでRI−MANの成果について発表するなどまだ若干の仕事は残っているが,新年度を迎えるにあたって『リーマン』その後の記録を終了したいと思う.


item 2007年3月29日 ついに出現

ロボットで二足歩行は難しいと言われていたのに,アシモ発表以降は色んなロボットが楽々と(?)歩いています.

ロボットで力仕事は難しいと言われていたのに色んなロボットが力仕事をしている.RI−MANの発表にはそうした願いもこもっています.

東大國吉研のロボットもRI−MANと似た動作で記者発表を行ったようです.


item 2007年3月10日 Design Wave MAGAZINE

CQ出版から出ている Design Wave MAGAZINE にRI−MAN関係の研究が特集2で取り上げられました.

『安全重視のメカトロニクス技術〜ロボットが安全に人に接する鍵はセンサとモータの制御にあり』と題した特集です.http://www.cqpub.co.jp/DWM/Contents/dwm0113i.htmで数ページを読むことができます.


item 2006年12月15日 SI2006年度若手奨励賞受賞

リーマンに関する研究で計測自動制御学会システムインテグレーション部門の若手奨励賞を頂きました.35歳までということなので,2年を残しての滑り込みです.

これからも皆に注目されるような良い研究をやっていきたいと思います.でもそれがなかなか難しいのです…


item 2006年11月11日 介護ロボットと軍事ロボットの境界線

科学技術と軍事技術は紙一重.改めて実感した.軍事技術の転用例は多い.ミサイルの弾道計算のためにコンピュータが生まれ,核攻撃を受けても指揮能力が失われないようにインターネットが生まれた.原子炉やカーナビも軍事技術だ.

アメリカで人を抱えるロボットが研究されている.負傷した戦士の抱き上げが目的だ.軍事技術との接点を身近に感じて鳥肌が立った.科学技術の進む道を誤ってはいけない.


item 2006年11月9日 TIME誌の今年の発明にRI−MAN

米TIME誌が選ぶBest inventions2006(最良の発明)for MedicineにRI−MAN(リーマン)が選ばれました.なぜfor Medicine(医学)なんだろう?とか思いながらも素直に喜びたいと思います.

US Editionは11/13号,ASIAN Editionは11/20号に掲載されます.実際の発売日は一週間早いです.TIME誌には2度目の掲載です.前はUS Editionだけの掲載だったので雑誌を手に入れるのに苦労しました.今回はASIAN Editionにも載るので大型店舗に行けば手に入ります.


item 2006年10月23日 RI−MANのペーパークラフト

理研の研究員がRI−MANのペーパークラフトを作ったというので早速作ってみました.これを見て,ロボットができたらペーパークラフトを作ろう.紙粘土とシリコンでロボットの携帯ストラップを作ろう…などと漠然と考えていたことを思い出しました.

携帯ストラップに関しては,そのうち作ろうと思います.そのうち…きっと…


item 2006年10月20日 MedicalTVで紹介

Career Brain の Medical TV というウェブ配信動画で RI−MAN が紹介されました.ホームページでは,以下のように紹介されています.

「医療・介護の最先端現場」〜介護ロボット「RI-MAN」探訪
名古屋市にある研究センターを訪れ,介護や福祉関係者の期待を集める「介護ロボット」を取材しました.世界で初めての介護ロボットとは,どのように生まれたのでしょうか.

映像はこちらから.


item 2006年10月19日 テレビの取材

本日と一昨日前にテレビの取材が入るということで理研に行っていました.今日の撮影はテレビ東京のワールドビジネスサテライト(WBS).一昨日前はフジテレビ系のスーパーニュース(SN)でした.

WBSは本日,SNは21日(土)に放送されるはず.どちらも全国版です.WBSは没入型シミュレーション環境ネタで撮影に来たのですが,映像化しにくいため,悩んだ末リーマン主体で一つの要素技術としてシミュレーション環境を紹介するというストーリで撮影するといっていましたが,放送映像を見るとRI−MANだけでシミュレーション環境は映っていませんでした…

研究内容でテレビ局を呼べるようになってきました.


item 2006年10月11日 IROSで発表

北京で開かれたIROSというロボット関係の国際会議でRI−MANに関する発表を行いました.国際会議ではRI−MAN初デビューです.発表は割と好印象だったのではないかと思います.

ロボットといえば日本のお家芸ですが,中国や韓国のロボット技術もすさまじい勢いで進歩していて,日本のロボットの二番煎じみたいなのが一杯発表されていました.そのうち人を抱き上げるロボットというのも真似されることでしょう.二足歩行のロボットがバランスを取りながら人を抱きかかえるとインパクトが強いだろうな.


item 2006年9月18日 SIベストセッション賞受賞

昨年,熊本で行われたSICEのSIでリーマンに関連する発表をしたのですが,その発表でベストセッション賞を頂きました.タイトルは『触覚情報を用いたソフトロボットによる全身マニピュレーション』です.

私以外にも理研BMCで3件が受賞しており,BMCの発表レベルは高いといえるのではないでしょうか?といっても受賞数がかなり多いので,そんなにありがたみのある賞ではないですが….連名していた大学の後輩の発表も受賞したのでダブル受賞です.

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