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袋田の氷瀑
日本の三名瀑といえば,那智の滝,華厳の滝,袋田の滝ですが,その袋田の滝が凍り始めたとの記事を新聞で見ました.これまでにも滝が凍るという噂は聞いたことがありましたが,流れのよどんでいる川や池ならともかくとして,流れの速い滝が本当に凍るのか?新聞に載るくらいだから嘘ではないのでしょうが,半信半疑です.ちょうど18切符の余り分があり,小田原あたりにでも行こうと思っていたのですが,急遽予定を変更して袋田へと向かうことにしました.

土浦から常磐線で水戸へ行き,そこから水郡線で袋田へ向かいます.水郡線は2両で単線の車両ですが,氷瀑を見に行くのでしょう.座れない程度に混雑しています.車窓の風景は(つくばで見慣れてすっかり慣れましたが…)いかにも田舎な感じで久慈川と交差しながら並走します.久慈川は全く氷っていません.これで本当に滝が氷っているのだろうか?やはり半信半疑です.

袋田駅からは1日4便しかないバスで袋田の滝へと向かいます.多くの乗客は袋田で降車,バスもほぼ満席でした.到着後お土産物屋を横目に,滝の管理費を払い入山.トンネルをくぐって目に飛び込んできた景色は正に白い滝,凍てつく滝でした.水しぶきがそのまま凍ったようで表面は樹氷のようです.当然のことながら表面から凍っていくので,氷の薄い部分では表面だけが凍り裏面には水が流れています.なんだか妙な光景を目にすると同時に滝が凍るという事実を目の当たりにすることができました. (2010/1/17)

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