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出雲大社『平成の大遷宮』御本殿特別拝観の旅
最近はまっている本が高田崇史のQEDという歴史ミステリーなんですが,これがなかなか面白い.歴史や伝承の薀蓄がたくさん出てきて思わず『へぇボタン』を押したくなることもしばしば(もう古い?). シリーズ物で朋と奪い合うように読んでいるのですが,その中の一冊に出雲大社の話しがたくさんでてくるらしいです(私はその巻をまだ読んでません).ちょうど今,出雲大社では平成の大遷宮のために本殿が公開されています.これは60年に一度の行事で,朋がどうしても見に行きたいといいます.ちょうど500円貯金もほぼ満タンになったので,まぁこれも何かの縁なんだろうと思い,出雲大社に行くことにしました. まずは新幹線で岡山まで行き,そこから特急やくもで松江まで.本当は出雲に泊まりたかったのですが,なんと出雲周辺のホテルはどこも満室で予約することができませんでした.混雑しそう…
岡山城の天守はなかなか雄大な城で格好がいいです.幕末維新を乗り切った名城だったのですが,残念なことに第二次世界大戦で焼失しました.現在は鉄筋コンクリートで外見が復元されています.城はやっぱり本物がいいなぁ… 岡山を一通りぶらりとした後,特急やくもで松江に向かいました.松江には宍道湖七珍と呼ばれる魚介があるんですが,この時期はどれも旬ではなくて残念.出雲大社が目的だから仕方ないのですが,酒と料理も旅行の楽しみなので,珍しい川海老や鯖のさしみを食べました.
飲み屋で郷土料理を食べていると,隣の人たちは出雲大社に行ったとのこと.昼過ぎに着いて3時間並んだといっていました…
8時半に出雲大社に到着.足早に本殿を目指すと,既に本殿を一周取り囲むように行列ができていました.仕方ない…並ぶか.我々が並んだ後も行列は見る間に伸びていき,まもなく本殿を二周.さらに,そこから参道へと行列が続きます.係員がいうには4時間待ちは覚悟して下さいとのことでした 我々は朝早くから行動したこともあり2時間程で本殿に入ることができました.服装のチェックがあり,ジーンズやTシャツは神様に失礼だということで入れません.我々は下調べをしていたので,ちゃんとしたズボンと襟付きシャツを着ていったのですが,長時間並んだ後に本殿に入らせてもらえない方もいました.かわいそうに…
いつもは御神体は本殿にあり非公開です.ただ,60年に一度本殿を修復するために御神体を仮殿に移動します.その時には神様がいないので,本殿を一般に公開します.本殿の天井には八雲が描かれています.これは300年程前に書かれたもので謎が一杯あります.
次の公開は8月の盆の時期のようです.その頃もきっと多い人でしょうから十分に暑さの対策をして行った方がいいでしょう. 今回の旅行に合わせて出雲の歴史を知るために神話の本を読んでいるのですが,これも中々面白いです.そのうち,古事記と日本書紀くらいは読もうと思っています.意外と日本の神話って知らないものですね.
出雲大社を見た後は出雲そばを食べて,松江に戻りました.よく考えると松江には理研で一緒だったS藤先生がいます.夕方に飲みに行く約束をしました.いやぁ美味しい料理をご馳走になりました.また関東方面に来る時には声をかけて下さい.飲みに行きましょう.
そして,松江の楽しみの一つが船での堀川巡り.橋桁が低いので屋根の高さを調整しながら走るユニークな船です.船頭さんの流れるような解説に聞き入りながら景色を楽しみます. 松江は歴史ある城下町です.アチコチを歩いていて目に付くのは不昧公という文字.松江に伝統と文化を発展させた藩主・松平不昧のことです.この辺のことは歴史の歩き方に追々と書いていきます.今回の旅行でネタがたくさん溜まってしまったので少々時間はかかってしまいそうです. 松江城は山陰地方で唯一現存する天守で重厚感があります.そこで出会った外人観光客団体.アイルランドから2週間ほどの長期休みで旅行に来ているといいます.なぜ,マイナーな松江を選んだんだと聞いてみると,松江だけではなく,東京,京都,大阪,和歌山,広島,松江…と日本全国を巡っているそうです.
昼からは予報通り雨.生憎でしたが,見所はほぼ回っていたので,しじみ御飯を食べた後,不昧公の菩提寺である月照寺へ行き,駅へ戻りました.
主要な駅を松江19:26→岡山22:33→姫路23:35→大阪0:34→静岡4:38→東京7:08で走ります. 食料と酒をタンマリ買い込み,いざ乗り込み.車両は綺麗だし,2階立てベッドで効率よく空間が使え快適です.ただ,結構揺れるのと音が以外にうるさいので途中何度も目を覚ます羽目になりました. (2008/5/17〜19) |
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