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東北での年越し,関東での初詣
今年は関東で年を越そう.しばらく前からそう考えていました.いつもは関西に帰省しているのですが,たまには関東で年越しなんていうのも楽しそう.そう考えていたのですが,予定は大幅に変更.東北で年を越すことになりました. その原因は正月パスというJRの切符.1月1日限定ですが1万2千円で新幹線や特急に4回乗れるというJR東日本の乗り放題切符です(JR東日本だから東海道新幹線には乗れない).元旦にこれを使って東北へ行こうと思って色々と調べていました.
年末年始は大雪という天気予報.少々不安を感じながらも12月30日の早朝に出発.上野から6時間ほどで米沢に到着.電車が混んできたのと疲れてきたので,米沢駅で下車して少し休憩.駅弁ランキング上位の牛肉どまん中弁当を買って,再び6時間半ほど電車に揺られて秋田に到着です. ほとんど雪もなく期待はずれ.居酒屋でハタハタなどの秋田名物を食べて,眠りに就きました. 31日は目的の五能線.リゾートしらかみは乗車券の他に510円の指定券が必要ですが,窓は大きく席はゆったり,売り子まで来るという至れり尽くせり.新幹線よりも豪華な車両となっています.途中では津軽三味線や津軽弁でのお話しなどのイベントもあります.冬の荒れた日本海を眺めながら秋田から青森まで約5時間の長旅です. 酒を飲みながら弁当を食べて,のんびり車窓を楽しみながら眠くなったら寝る.そんなことを繰り返しながら,途中,雪と風による徐行運転もありましたが,20分くらい遅れただけで無事青森にたどり着きました.朋は日本海の荒波を見ながら俳句を作っていましたがいい句はできたのでしょうか…
今回は雪景色の中での朝出発の列車でしたが,季節のいい時も良さそうです.日本海に沈む夕日は絶景とのこと.また乗ってみたいと思います.
新幹線は八戸発です.この日のうちに青森から八戸まで行ってそこで年越し.大晦日は店も開いていないだろうと思い,青森駅で買っておいた駅弁を食べながら,ホテルの小さなテレビで紅白を見て年を越しました. この時に食べた『うにといくらのきらきら丼』がなかなかのヒット.青森ではうにを使ったいちご煮というものがありますが,あんかけいちご煮といくらをご飯にのせた丼弁当.絶品でした.
朝起きると夜中に降った新雪が積もっており,10階の窓から遮るもののない雪景色を堪能しました.
ネットで調べていたバスは元日も走っていることが分かり一安心.バスに乗り田沢湖畔で下車.この寒い中,あるのは雪と湖だけ.駅にはそれなりに人がいたのですが,湖畔周辺は人影もまばら.後で分かったのですが皆さんは温泉に行っていたようです. 湖畔周辺には俳句を詠むのだといってウロウロする朋と,大きなカメラと三脚を持った写真を趣味とする人のみ.恐るべし,俳句魂,写真魂.脱帽です.
周遊バスで辰子像まで行って,田沢湖を一周して駅に戻りました.季節のいい時は青い湖面が綺麗な湖のようですが,この季節らしく寒々と青黒く,吸い込まれそうな色をしていました.
盛岡周辺には中尊寺を始め色々と行きたいところがあるのですが,滞在時間は3時間ほど.盛岡城跡まで歩いただけで,ほとんどどこも行けずじまいでした.盛岡はまたゆっくりと来たい場所の一つです.
盛岡から上野へは新幹線はやてで2時間半ほどです.18切符では散々時間がかかった東北入りですが,ひとっ飛びで帰って来ることができました.こうして年末年始東北の旅は終わりました.年末は雪が降っていなかったそうですが,我々が行くのと同時くらいに雪が降り始めたらしく,東北らしい一面銀世界を見ることができました.
横浜中華フェアをやっているというので催事場を覗いたのですが,売り場の小ささにガッカリ.つくばから横浜は2時間ほどで行ける距離ですから,わざわざ催す程のものでもない気がします.
小さい頃,正月といえば3日くらいまでどこの店も休んでいて,賀正のポスターが貼られたシャッターが並ぶ様子にいつもと違う新鮮さを感じていたように思うのですが,最近では1日から開いている店が結構あって,正月という気分がしません.正月くらい休めばいいのに…と思います.
こんな感じでバタバタした年末・年始でした.今年もいい一年になりますように. (2007/12/30〜2008/1/3) |
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