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はこだて未来大学で研究発表
画像の認識・理解シンポジウム(MIRU)での発表のため,函館に行ってきました. 札幌・北見に続く3度目の北海道です. シンポジウム自体は3日間だったのですが,飛行機の都合上5日間の出張でしたので,初日と最終日の移動日は観光に時間を当てることができました. 五陵郭など歴史的な名所を見るために函館の町を歩き倒してきたのですが,それはまた時間があるときに別件で歴史を回想しながら書こうと思っています.

MIRUの会場は,2000年に開学したばかりのはこだて未来大学でした. この大学,建物は一つだけなのですが,その一つが馬鹿でかい要塞のような造りになっており,宇宙ステーションの中にいるような気分でした. 実際にかなり広いのですが,さらに広さを感じさせる工夫が随所に施されています. 例えば,建物自体だけではなく教室や体育館などほとんどがガラス張りでできており,また1階から5階までの吹抜けなど無駄に広い空間があります. なんとか大きさを表現できるような写真を撮ろうとしたのですが無理です.とても画角に入りません. ず〜っと遠くまで歩いて行って建物の外観の写真を撮ってみました.

MIRUは今まで各年開催だったのですが,今回の参加者は400人を越えていたそうで, これだけ盛況なのだから来年からは毎年開催になるだろうというようなことを言われていました. 私が思うに,オリンピックは4年に一度だから盛り上がるのであって,MIRUは2年に一度盛大にやれば良いと思うのですが,いかがでしょうか? 毎年になってしまうと原稿を出すのが大変です.

初日の懇親会が終った後に,函館の夜景を見に行きました. 時間が遅かったので最終のロープウェイに間に合わず,タクシーで登りました. 香港・ナポリと共に三大夜景の一つと言われているだけのことはあってとても奇麗でした.街灯りを挟んで右左の両方に海が見えるのが良いのでしょうね.

発表は2日目の朝一番でした.今回の発表は理研で新しく始めた研究で,MIRUのテーマに合致しているという訳ではなかったのですが, 東大の先生が類似したテーマで何件も発表していたこともあってか,仲間はずれのような感じはせず,その東大の方々を含めてたくさんの人が発表を聞きに来てくれました. また,「ICRAのビデオプロシーディングを見た」って方もいて,やはり有名な研究会では発表しておくべきだなと感じました. 今後,今回の議論で得られたことを踏まえて研究を進めていきたいと思います.

理研に来てからは計測自動制御学会やロボット学会での発表が多くなったのですが,今回は久しぶりに情報系の学会での発表ということもあり,古巣に帰ってきた気分で, 親しくして頂いている他大学の先生方とも貴重なディスカッションの場を持つことができました. また,今回のシンポジウムでは,「知的映像撮影・提示」のセッションもあり,私が学生の時にやっていたような撮影の自動化を目指した研究も随分多く発表されていました. ざ〜っと見た感じでは,私の論文を引用してくれている論文も5編程度あり,今までの研究を参考にしてくれているのだと言うことを実感することができ, 有意義な研究会参加になりました.

食べ物がおいしいところでの学会は金が飛ぶように減っていって困ります. 連日の酒の飲み過ぎに加えて,なま物の食べ過ぎで気分が悪いながらも, 最終日の飛行機までの時間に観光しようと思って,荷物をコインロッカーにいれようとしたのですが,100円玉がありません. 500円玉を崩そうと思って近くにあった自動販売機でお茶を買ったのですが,ジャラジャラと山のように釣り銭がでてきました.10円玉と50円玉ばっかりで. これってネタか?と思い,思わず写真を撮ってしまいました.他のMIRU関係者にも同じ経験をした人がいるのでは? 市電に乗って10円玉22枚で運賃を払うのは運転手さんに申し訳なかったです.(2004/7/22〜26)

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