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思いつきのイタリア旅行
旅行でイタリアに行ってきました.事の始めは映画「ラスト・サムライ」. 映画始まりまでの待ち時間を潰すのに旅行代理店でパンフレットを見ていたら… イタリアに行くことに決まっていました. 一週間程の休みをもらってべネチア・フィレンツェ・ピサ・ナポリ・ローマとイタリア縦断の旅の始まりです.
サンマルコ広場をうろうろした後,ゴンドラ遊覧を楽しみました. テレビでも放送されている通り,確かに映像的には奇麗なのですが,水に近いということもあって足の芯が寒い… それに加えて結構水が汚れており,ドブ臭さが漂っていました. テレビでは味わえないその場の雰囲気といったところでしょうか.
またカーニバルに来る機会があれば,武士の甲冑でも身に付けて本格的な仮装をしたら外国人には喜ばれそうです. 「忍者」と手書きされた頭巾(というかタオル?)を被っている小学生くらいの外国の女の子もいました. なんやねん,それ.
サンマルコ広場はカーニバルに合わせて人がどんどん多くなっていき,
仮装行列が歩き始める頃には歩くのもままならない程になりました.
あんまり遅くなると少し離れたホテルに戻れなくなるということで,
後ろ髪を引かれつつも,水上タクシーを使ってホテルに戻りました.
フィレンツェでの目玉はウフィツィ美術館です. 私はあんまり美術館には興味がないのですが,朋はとても楽しみにしていたようです. フィレンツェの君主メディチ家がヴェッキオ宮に続く事務所に集めた美術品を公開したのがウフィツィ美術館です. ウフィツィ美術館は日本語訳で「事務所美術館」だとか… 有名な絵としてはビーナスの誕生がありました.
他にもダビンチやミケランジェロの絵などもありましたが宗教画ばかりでした.
キリスト教のことをもう少し知っていたら興味深く見られるのかも知れません.
同じようなポーズをして写真を写している人が多くて恥ずかしかったのですが, 斜塔を見るとやらずにはいられませんでした.(考えることは皆同じ…)
ピサを観光した後は,イタリア新幹線ES*(イーエススター)に乗って,
フィレンツェからナポリまで列車の旅です.
3時間半くらいだったので,東京から大阪と言ったところでしょうか.
ナポリは不思議な街でした.まず汚い…これはともかく,車の運転がすごい. 大きい交差点でも信号のないところが多く,「止まったら負け」みたいな感じで,渋滞の中クラクションが鳴り響く. 信号がないので人が道路を渡れないと思いきや, 人は車がビュンビュン走っている4車線くらいの道路を所構わず平気で渡ります. それでもちゃんと車は急ブレーキをかけて止まってくれます.それがナポリでの道路の渡り方らしい. 恐くてそれができない人は信号がないので道路を渡れません. これには少しびっくりしました.もちろん大概の車はどこかヘコんでいましたが… まぁ,車のバンパーは当てるためにあるっていう国は多いですからね.
ポンペイは今から1900年も前の遺跡ですが,部屋・トイレ・風呂・パン屋やバーなどの様子を見る限り, 生活レベルは電気がないという以外は今とほとんど違いないように思えます.
また,カプリ島にも行ったのですが,波があったため残念ながら青の洞窟への舟は出ていませんでした.
まぁ,この時期は難しいでしょうね.
また,トレビィの泉では後ろを向いてコインを一枚投げてきました. 言い伝えによるとコインを一枚投げるとローマに戻って来られる. 二枚のコインを投げると結婚できる.三枚投げると離婚できるとか. 確かに一枚だけ投げてきました.多分…
イタリアに行ったと言うと食べ物はおいしかった?と聞かれるのですが, ツアーで行ったので高級な所で食べていないのもあり感想としては「まぁ普通」でした. やはり,海外に行くと食事は慣れ親しんでいる日本のものが良いと思います. 今回はイタリアをとりあえず見て回りたいと思ったため,ツアーで行きましたが, 皆に話しを合わせないといけないし,自由時間が少ないし,もうツアーでの旅行はいいかな… 英語が全く通じないところや今回のようにざっと見て回るような移動を主体にしたい場合にはツアーの方が楽なのですが, どうも海外に来ている気分がしません. (2004/2/13〜2004/2/20) |
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