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産総研が特定国立研究開発法人に
産業技術総合研究所,理化学研究所,物質・材料研究機構の3研究所が特定国立研究開発法人に指定されました.国立研究開発法人の中で世界トップレベルの研究所に特例が認められるようになります.私が以前いた理研,そして現在いる産総研が競争力のある研究所としてプレゼンスを持てるというのは嬉しいことです.

実は,この特定研究開発法人,もっと前に実現する予定でしたが,小保方さんのいわゆる STAP 細胞問題で延期になっていました.この問題はただ競争させれば競争力が高まるという訳ではないことを明らかにした問題だと思います.単に小保方さん個人だけの問題として片づけるべきではないでしょう..

法律(特定国立研究開発法人による研究開発等の促進に関する特別措置法)を読む限り私の解釈では,研究の自由度は増やすが,政府が研究所に口を出すことができる.というものだと思います.① 国内外から優れた研究者を集めるためには国際的な評価によって給料を上げることができる(私には関係ない?).② 適切な理由があれば主務大臣が研究所の長を解任できる(こちらも私には関係ない?).この2点が法律に明記されています.

何はともあれ,この法律によって産総研の競争力が高まることを切に願います…って他力本願ではダメですね.今まで以上に競争力を高めていきます.ただ,この指定によって今まで以上に産総研の管理体制が厳しくなることのないことを切に願います.多くの研究時間が取れますように.
(2016/10/1)

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