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RTC人を抱き上げるロボットRIBAを発表
客員研究員をやらせて頂いている理研−東海ゴム人間共存ロボット連携センター(RTC)では人を抱き上げるロボットRIBA(リーバ)を発表しました.これは以前私が研究開発に携わっていたRI−MAN(リーマン)の後継機の位置付け.以前は人形で抱き上げ実験をやっていたのですが,強度や構造,安全性などを徹底的に見直し,実際の人を抱き上げることに成功しました.人形ではなくて実際の人で実験をするというのはかなりインパクトがあると思います.

この日に記者発表をするのは知っていたので全新聞の朝刊を買い漁り,夕方から朝にかけてのニュースを色々と撮っていたのですが,朝日新聞の1面には掲載されましたが,私が期待していたほど全国区の枠には登場しなかったようです(放送されたWBSなどは不幸にも取りもらしました…).ここのところメディアを賑わしている芸能人の薬物汚染と選挙報道の壁を崩すのは難しかったようです…

今回,ニュースを早送りで見ながら感じたのがニュース編成に対する不満.薬物芸能人のニュースを15分も報道する必要があるのでしょうか?どこかの野球チームが勝った負けたに大きなニュース性があるのでしょうか?私が科学技術に関わる仕事をしているからというのもありますが,資源の乏しい日本には科学技術しか競争力がないのですから,ショウモない事件やスポーツの報道時間を少し削って,科学技術のための報道時間を設けることはできないでしょうか.

こう書くと科学技術の番組はたくさんあるよという反論があるかと思います.確かに単体の科学技術番組はたくさんあるのですが,ニュースなどで毎日少しずつでも科学技術に触れる機会を作ることが科学技術向上のための啓蒙活動になるように思います.科学技術を向上させたいという子供達も増えるのではないでしょうか.

メディアを通じてスポーツを興行にするというのはアメリカから輸入された考えだと思いますが,メディアに携わる方々には科学技術立国を掲げる日本でのニュース編成を是非とも考えて頂きたいと思いました. (2009/8/28)

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