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理化学研究所から産業技術総合研究所へ
4年間勤務した理化学研究所を離れ,産業技術総合研究所へ移ることになりました. 略称は理研と産総研.管轄は文部科学省と経済産業省.職員数3075名と3225名.予算867億円と986億円. 一見するとよく似た研究所です.

しかし,雰囲気は随分と違います. 民間で始まったせいもあるのでしょうが,自由な理研に対して,役所体質が残る産総研. ボトムアップな理研に対し,トップダウンな産総研という感じがします.

理研で参加していたプロジェクト「人を抱き上げるロボットRI-MAN」は記者発表の後に多くの反響があり,アメリカ「TIME」や小学館の「DIME」などの大きな雑誌をはじめ,「子供の科学」や「月刊バイオニクス」などの専門書まで多くの雑誌の取材を受けました. また,日本の新聞やテレビはもちろんのこと,フランスやベルギーなど海外のテレビ局からの取材も受けました.

この上り調子のところで理研を離れるのは心苦しいのですが,任期制というシステムからは逃れられず,苦渋の決断で産総研に移りました. これからも,影ながら理研BMCが成功するようにサポートしていきたいと思っています.

産総研では,情報技術研究部門,ユビキタスビジョン研究班に配属されています. ようやく分かってきたロボットを離れ,学生の頃にやってきた研究の延長上の研究に戻ります. 最近はこの分野から離れていたので,最近の研究のサーベイからやり直しです.

今度の任期は5年.理研の時のように「一仕事やったぞ」と思えるような研究成果をあげられるように頑張りたいと思っています.(2006/4/10)

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