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日本ロボット学会研究奨励賞を授賞
2004年9月に行われた第22回日本ロボット学会学術講演会で発表した論文「環境との相互作用を行うロボットの身まね学習方式」で研究奨励賞を頂きました. 授賞式は第23回日本ロボット学会学術講演会の会場である慶応大学日吉キャンパスで行われ,賞状とメダルを頂きました.

研究奨励賞は,若手研究者を積極的に育成することを目的とし,優れた研究発表を行った新進の研究者または技術者に贈呈する賞となっています. 発表時に満32才未満であることが条件となっていますので,ギリギリの駆け込み授賞です.

これを励みに,これからも表彰されるような価値ある研究を続けていきたいと思います.ありがとうございました.

ところで,最近の若手の研究者のポストはほとんどが任期付きとなっています. 大学の助手のポストの多くも独立行政法人化してからは任期付きとなっていますし,時限付きCOEのポスドクという立場の研究者もたくさんいます.

任期はまちまちですが,2〜5年くらいが一般的で,その間に結果を出して次のポストを探せという訳です. 今回のロボット学会学術講演会の懇親会でも,若手の研究者と話しをしていていると「任期が後何年で…」とかいう話しばかりでした. 業績を出し続けていかないと,ふるいにかけられて次のポストにつけないという厳しい世界です.

人材の流動性が高まることや,次のポストを探すためにも研究を頑張るなどのメリットもありますが, 短期間で結果を出さねばならないことからじっくりと腰を落ち着けて研究できないことや,研究が軌道に乗り始めた頃に次のポストを探さないといけないなどの弊害も生み出しているように感じます.

とは言っても我々に制度を変える力がない以上,与えられた土俵で戦わねばなりません. これからも皆に注目されるような研究を続けていきたいと思います.(2005/9/16)

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